鋸山.おそろし!

皆さん千葉県にある鋸山に登ったことがありますか!

私は間違って登ってしまいました。

金谷港からすぐの鋸山はかなり観光色の強いものだと勘違いしていた、

まずは「鋸山にようこそ!」のゲートをくぐるとすぐにロープウエイが見えて来る.

たくさんのマイカーと観光バス

これは完全にお気楽な観光コースだと思っていた

高台から見下ろす大海原はとてもきれいに輝いて。

そうここまでは良かったのです。

調子に乗って帰りに買わされるスナッブ写真にニッコリピースサインなんぞ送っているまでは良かったのです。

山頂に到着するとたくさん下りのロープウエイを待つ人の列.

こんなに混んでいるのか.

さぞかしこれから徒歩で向う山頂は見晴らしが良くどれほど素晴らしいものが待っているのかと?

ロープウエイを下りるとすぐに急な階段がありそこを登るともうそこは山頂!

やはりこれが待っていたのか!

房州の海も見下ろせて緑一面の山々.

周りをゆっくりと眺めながら今度は急な下り坂.坂を下りきったところでここからは別料金

たくさんの石像や大きな大仏.崖の絶壁から見下ろす地獄のぞきが在るらしい。

家族全員のチケットを買おうと思ったが

何故か 

かみさんとハルトは行かず待っているとか!

なんの為にここまで来たんじゃ

と思いながら次男の健太と出発だー

神社とお寺さんの雰囲気が何ともいい
しばらく行くとすぐに階段の登り坂.そしてまたすぐに下り坂!

ちょっとここで違和感を覚える。


もしかしたらこれから先ずっとこれがつづくのか?

そうこうしているうちに一つ目の大きな石像が現れた。

そうそうコレコレ!

これを観に来たのだ。

でもこれからが大変。嫌な予感が的中
行けども行けども坂.坂.坂.
下りたり登ったり
地獄のぞきに着いた時にはもう全くその気になれず
今から帰るとまたあの坂なのかとゾッとする
しかたなく前に進むことに.

しかし健太は観ないの?と言ってきた。

こいつはすごい
たった4才で身長1メ〜タ〜たらず、体重だって確か14キロか15キロ位、

俺が情けないのか健太が逞しいのか
心持ち健太の手が力強く俺の手を握っている様に感じられた。

しかしここから先はたくさんの石像とお地蔵様が待っている地獄のような下り坂と登り坂

行き交う人の群は誰も無口(石川さゆり津軽海峡のメロディで)で

ところどころでオバちゃんが「ウ―」とか「ピー」とかいろんな雄叫びを発していた!

俺もオバちゃんと一緒に泣きたかったが手を繋いでいる健太の手前泣けなかった。

僕は

もう二度と鋸山には登りません。


ちなみにうちのかみさんはお見通しだったらしく登らなかったらしい。

ピンポーン!正解


追伸

膝が笑ってる!

おしまい。